保険って必要?何を選べばいい? 実務のプロがQA形式で回答

QaitoQaito
Q

48歳経営者です。法人で日額2万円、三大疾病特約200万円、介護一時金500万円、年払い約120万円の10年払い込み終身医療保険を提案されました。どう考えたら良いでしょうか?

A
正直、あまりお勧めできません。
詳しく解説します

会社で医療保険に入り、引退時に個人に移転するというプランです。会社では保険料が全額経費になり、個人に移転する際は解約返戻金がないため個人負担はありません。一見すると法人にも個人にもメリットがあるように見えます。

しかし、保障内容やお金の価値を考えるとそうとは限りません。保険は入った時の約款で内容が決まります。過去そうであったように医療制度や医療技術も今後変わっていく可能性があります。将来、医療保険が必要になった際、受ける医療と約款の内容がミスマッチとなり、あまり役に立たないことも考えられます。

また、保険料を幾ら払って、幾ら位の給付を受けられそうか試算すると良いでしょう。このケースでは法人で10年間1200万円の保険料を払う計算になります。保険料が全額経費になり、その分税金も減るため、経営者としてはメリットを感じると思いますが、将来1200万円くらいの医療給付金を受けられるでしょうか

また、お金の現在価値と将来価値は異なります。額面が固定されている保険商品は物価上昇には弱いというデメリットがあります。日額2万円も三大疾病300万円も今と同じお金の価値を維持できるとは考えにくいです。

医療保険の保障内容は今後どう変わっていくか分かりません。個人契約でも法人契約でもそうですが、将来変化する可能性があるものに対して、60歳までに保険料を払いきって、一生涯の医療保障を持ったとしてもあまり意味がないように思います。

健康保険があるため、長期化、重度化しない限り、民間医療保険の必要性はそう高くありません。もし、加入するならば終身払いの方が良いと思います。短期払いよりも保険料の負担が減り、保障内容も見直ししやすいからです。

YOICHIRO NOMURA

YOICHIRO NOMURA

ファイナンシャルプランナー(CFP®)  外資系保険会社を経て、2009年からファイナンシャルプランナーとして活動する。ファイナンシャルプランニングの経験は12年超、1,000件以上の面談経験を持つ。 生命保険、資産形成、住宅購入、相続や贈与の相談を得意とする。

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保険って必要? 何を選べばいい? 実務のプロがQA形式で回答

保険に関してはいろいろな情報が飛び交っていますが、やや教科書的な情報や、特定の目線からの極端な情報が多いように思います。
保険はその人その人のライフプランニング全体にも関わるため、こうした情報だけで判断するのはやや危険です。
Qaito(カイト)では、ファイナンシャルプランニングと保険の実務経験を踏まえた上での情報を、できる限りその人その人ごとの情報を届けていきたい思うのと、かつ、知りたいことがピンポイントで分かるように、QA形式で情報を提供したいと思います。

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