保険って必要?何を選べばいい? 実務のプロがQA形式で回答

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Q

高額療養費制度があるから医療保険はいらないってほんと?

A
高額療養費の自己負担額分を払う余裕がない人、自己資金を減らしたくない人、医療費負担が不安な方は民間保険を検討すると良いでしょう。
詳しく解説します

考え方を解説します。

1高額療養費制度は収入区分に応じて自己負担額が異なる

高額療養費制度は、収入区分によって自己負担額が異なります。同じ医療サービスを受けても、収入によって支払う金額が違います。ご自身がどの範囲に入るか把握しておきましょう。

例えば、医療費が100万円かかった場合の自己負担は

  • 25万4,180円(年収1,160万円〜)
  • 17万1,820円(年収770万円〜1160万円)
  • 8万7,430円(年収370万円〜770万円)

となります。収入が高い区分の人ほど自己負担額が大きくなります。収入がある人はその分ご負担くださいという考えです。

多数該当もチェック

多数該当とは、1年(直近12ヵ月)の間、同一世帯で3ヵ月以上高額療養費に該当した場合、4ヵ月目からは自己負担限度額が引き下げされるというものです。それぞれの区分で約45%程負担が減ります。それでも収入区分の高い人の額は大きくなります。

2付加給付を知る

次に健康保険に付加給付があるか、あればどの程度の給付を受けられるか確認しておきましょう。
付加給付があれば、高額療養費からさらに自己負担分が減ります。付加給付があるのは大企業が多い組合健保です。中小企業が多い協会けんぽ、自営業の国民健康保険には付加給付はありません。付加給付も組合健保によって異なります。ある大手企業の健康保険組合では、高額療養費適応後の自己負担額から2万円引いてくれます。

3自己負担分を払えるかチェック

高額療養費、付加給付をふまえて、自己負担分が変わります。自己負担分は、余裕資金で準備しましょう。
余裕資金とはライフプランに使うお金、教育、老後、住宅費用以外のお金を指します。いつでも何に使っても困らないお金です。余裕資金の有無で民間保険の必要性が変わってきます。

4余裕がない人は民間保険を使う

自己負担分を払う余裕がない人、自己資金を減らしたくない人は、民間保険を検討しましょう。目的や用途によっては必ずしも医療保険でなくて良いでしょう。候補としては、医療保険、がん保険、特定疾病保障保険(三大疾病保険)の3つがあげられます。
例えば、がんを想定した場合は医療保険よりもがん保険の方が適しています。がん診断給付金や通院費用をまかなえるがん治療特約などがあるため、医療保険より多くの給付を受けられる可能性があるからです。とりあえず医療保険というのではなく、目的、用途に合わせて保障内容を選ぶことをお勧めします。

5長期化する備えも

高額療養費があっても医療費が限度額を超さないケースもあります。また、病気が長期化、重度化すれば、減給や離職する可能性もあります。そうなると家計へのインパクトは大きくなります。教育費や住宅ローンの支払いも含めて、想定しておくと良いでしょう。

YOICHIRO NOMURA

YOICHIRO NOMURA

ファイナンシャルプランナー(CFP®)  外資系保険会社を経て、2009年からファイナンシャルプランナーとして活動する。ファイナンシャルプランニングの経験は12年超、1,000件以上の面談経験を持つ。 生命保険、資産形成、住宅購入、相続や贈与の相談を得意とする。

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保険って必要? 何を選べばいい? 実務のプロがQA形式で回答

保険に関してはいろいろな情報が飛び交っていますが、やや教科書的な情報や、特定の目線からの極端な情報が多いように思います。
保険はその人その人のライフプランニング全体にも関わるため、こうした情報だけで判断するのはやや危険です。
Qaito(カイト)では、ファイナンシャルプランニングと保険の実務経験を踏まえた上での情報を、できる限りその人その人ごとの情報を届けていきたい思うのと、かつ、知りたいことがピンポイントで分かるように、QA形式で情報を提供したいと思います。

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