保険って必要?何を選べばいい? 実務のプロがQA形式で回答

QaitoQaito
Q

生命保険の受取人は誰にしたら良いですか?

A
死亡保険金を受け取ってほしい人に意図を持って指定しましょう。
詳しく解説します

生命保険の受取人はとても重要です。受取人固有の財産といい、受取人が必ず受け取れるからです。
例え相続放棄をしたとしても死亡保険金は受け取れます(民法896条)。
預貯金の引き出しをするにも遺産分割協議がまとまった後、手続きを行う必要があります。
生命保険は相続財産ではないので協議の対象ではないのですぐに現金を受け取れます。
※相続放棄した場合は、生命保険金の非課税枠は使えません。

受取人の指定は契約者の意志

受取人は誰でも指定できるだけではありません。約款で規定されており、第二親等、または第三親等までと定められています。
指定するのに受取人の同意や許可は必要ではありません。契約者の意志で決めることができます。自分の思いを込めることができます。
遺族年金とは異なり、生命保険は任意加入です。だからこそ、保険を通じて自分の気持ちを伝えることができます。

結婚して子供がいたとします。通常は配偶者や子供を受取人にすることが多いです。複数ある保険契約があった場合、大学受験の浪人等で学費がかかり迷惑を掛けたので、保険契約の1つの受取人を親にするといったこともできます。
生命保険のことをラストラブレターということがありますが、自分が居なくなった後に特定の人に思いを伝えることもできます。

一方で、トラブルになることもあります。独身で若くしてがんで亡くなった人のケースです。
両親は離婚していました。本人は母と連絡を取り合う仲で、母が最後は付き添い、死後の整理を行いました。生命保険の受取人は、母名義と父名義のものがありました。連絡を取ろうとすると既に父は他界していることが判明。死亡保険金の受取人は父方の法定相続人になるので、全員分の捺印が必要になるなど手続きに苦労し、その上、保険金は故人が意図しない方向に行ってしまいました。

生命保険において受取人を誰にするのかは大変重要なテーマです。
契約者の意思で決められ、生命保険の特性を生かしたメリットもある一方でトラブルになることもあります。後々のことを考えてしっかり決めたいものです。

参考

YOICHIRO NOMURA

YOICHIRO NOMURA

ファイナンシャルプランナー(CFP®)  外資系保険会社を経て、2009年からファイナンシャルプランナーとして活動する。ファイナンシャルプランニングの経験は12年超、1,000件以上の面談経験を持つ。 生命保険、資産形成、住宅購入、相続や贈与の相談を得意とする。

FP相談(無料)はこちら

Qaitoについて

保険って必要? 何を選べばいい? 実務のプロがQA形式で回答

保険に関してはいろいろな情報が飛び交っていますが、やや教科書的な情報や、特定の目線からの極端な情報が多いように思います。
保険はその人その人のライフプランニング全体にも関わるため、こうした情報だけで判断するのはやや危険です。
Qaito(カイト)では、ファイナンシャルプランニングと保険の実務経験を踏まえた上での情報を、できる限りその人その人ごとの情報を届けていきたい思うのと、かつ、知りたいことがピンポイントで分かるように、QA形式で情報を提供したいと思います。

保険の疑問・質問を受け付けます

実務経験豊富なFPがあなたの保険の疑問・質問にお答えします。

  • ※ご質問内容によっては回答できない場合があります。ご了承ください。
  • ※ご質問いただいた内容と回答をWebに掲載させていただくことがあります。
お名前
メールアドレス
性別
年齢
ご質問内容

FP相談のご案内

ライフププランニングを行って将来を可視化し、解決方法を一緒に考えます。

担当
野村羊一郎(CFP®認定者)
相談方式
オンライン、対面(溜池山王)※都度お選び頂けます。
相談料金
無料(2020年12月迄)
相談時間
2時間まで
曜日
平日、土曜日
相談回数
上限なし(通常3回程)
開始時間
9時〜18時
持参いただく物
ねんきん定期便、保険証券、源泉徴収票(確定申告書)、住宅ローン償還表など。相談内容に応じてご準備頂くものが異なります。

ご希望の方は以下からお申し込みください。

ご相談内容
場所
お名前
メールアドレス
ご相談内容