医療保険は必要ないと言われますがいくらお金があれば困りませんか?
なぜ100万円から200万円?
医療給付実態調査(2016年)における脳梗塞の医療費を見てみましょう。
なぜ脳梗塞かというと他の疾病に比べて、医療費が高額になりやすいためです。全年齢層で最も医療費がかかった75歳以上だと、1日あたりの医療費は約2万7千円、平均入院日数は112日、医療費の合計は306万円でした。
ここから1割負担であれば30万円、3割負担であれば90万円程度となります。よって100万円程の自己資金があれば治療費だけならカバーできると言えます。40歳以降の現役世代でも医療費は150万円位から200万円ほどです。ここから高額療養費が使えて3割負担になれば45万円から60万円程で済むという計算になります。
今後、社会保障財政次第では、自己負担割合も増えるかもしれません。医療費が300万円かかったとして、仮に5割負担になったとしても150万円です。100万円から200万円ほどの自由に使える自己資金があれば事足りるのではないかと見ています。
治療費以外にかかるお金がないかもチェック
病気になったら治療費だけがかかるわけではありません。病気が重度化、長期化しても、教育費や住宅ローンの支払いは待ってくれません。時短勤務で収入が下がったり、離職すれば、収入減にもつながります。治療費だけでなく、病気後の生活費も考慮して予備資金の予算を考えておきたいものです。
参考
- 参考図書
いらない保険 p30
参考リンク
価格.com保険 傷病別の入院費用相場一覧
e-Stat 医療給付実態調査