保険料は手取りの3%〜5%が目安にするのが良いという意見があるようですが、どのくらいの保険料が適切なのでしょうか。
必要な保障を確保した上で、保険を掛けすぎないように合理的に加入すべきと考えますが、手取りの3〜5%を目安にという数字はあまり根拠がないように思います。保険料は人それぞれだからです。
例えば、自営業は国民年金のため、厚生年金である会社員に比べて、遺族、障害、老齢年金が少ないですし、国民健康保険も傷病手当金や付加給付がありません。社会保険が手薄な自営業であれば、3%〜5%では収まらないかもしれません。
一方、大企業の社員であれば、厚生年金ですし、健康保険も付加給付など充実している傾向があります。社会保険料は収入の15%ほどになり、保険料はけっこう払っていますので、民間保険をかけ過ぎないようにすることが大切です。
また、社会保険だけでなく、保険料は家族構成や年収によっても異なります。掛け捨てなのか解約返戻金があるのかによっても保険料は変わります。昨今、予定利率が低いため、解約返戻金のあるタイプの魅力は下がっていますが、掛け捨ての保険が嫌いという人もいます。
保険料は低い方が良いですが、社会保険の保障内容はもちろん、各自置かれている状況や家族構成、年収、価値観などによっても異なりますので、保障内容と保険料のバランスを考えて、自分にあった保障を確保できると良いでしょう。